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【クラブ】祖母井(うばがい)秀隆新社長 単独インタビュー!

2018-01-26 | カテゴリー: クラブ

2018年1月1日付けで株式会社VONDS市原の代表取締役兼GM(ゼネラルマネージャー)に就任した祖母井秀隆氏。
今回はVONDS市原独占、祖母井新社長の単独インタビューをお届けします!
 

 

VONDS市原の社長兼GMに就任した経緯と決め手

ジェフ市原でGMをやっていた頃(1997年~2006年)から、佐久間会長(前市原市長)や下原代表理事(市原市サッカー協会役員)とは深い繋がりがあり、2年前からお話をいただいていました。
実は現在、私は市原市鶴舞にある社会福祉法人鶴心会(介護老人保健施設クレイン/特別養護老人ホームトータス/デイサービスセンター鶴舞温泉げんき館)の企画部長も務めています。「地域おこし」が私のテーマとしてあるなかで、昔からお世話になった市原で何か貢献できればと思い、その福祉施設の企画部長としてお年寄りと子どもが繋がるような関係を作っています。
正直、Jリーグクラブを含め、他のクラブからもオファーがありましたが、現在その福祉施設でやっていることとあまりリンクしませんでした。でも、VONDSでなら福祉施設での経験も活かし、リンクさせながらできると感じ、引き受けることを決めました。
Jリーグは企業スポーツの延長になっているクラブも多いのではないかと思うなかで、VONDS市原は「真の市民クラブ」を作りたいと考えておられるので、それに私は賛同しました。
 

VONDS市原の印象

2011年のVONDS市原の立ち上げには全く携わっていなかったので、2年前に声をかけていただいてそこで詳しい話を初めて聞きました。クラブハウスとグラウンドを初めて見た時は、素晴らしい環境というのが印象的でした。また、Jリーグ参入を目指すアマチュアのクラブというなかで、選手たちの多くは午前中トレーニングをして、午後から介護施設で介護士として働いています。介護の業界と連携するというスタイルが今までのサッカー界にはあまりない珍しいスタイルだという印象を受けましたし、私も介護施設と関わっているというなかで魅力的に感じました。私はVONDS市原でスポーツと介護の融合というスタイルも継続して、さらに充実させていきたいと思います。
 

VONDS市原での理想のクラブ像

明治維新があった1800年代にスポーツがイギリスから日本へ伝わってきて、その頃ちょうど日本は日清戦争や日露戦争の時代で、日本にとってスポーツは戦争に利用されたという背景があります。そういった背景のなかでこれからVONDS市原でやらなくてはいけないのは、スポーツ文化を広げていくことだと思っています。スポーツというのは暴力廃止運動です。しかし、今いろんなスポーツ界で体罰が大きな問題になっています。それを廃止したいという想いが私の中にあります。ですからVONDS市原で、人に優しい、特に子どもやお年寄りに優しいクラブづくりをしていきたいと思っています。
私の中で絶対に譲れないスポーツ精神が3つあります。
まず1つ目が「No Side(ノーサイド)」。試合が終われば相手も味方も関係ないということです。日本人は相手のことを「敵」と言いますが、これは戦争の用語で、スポーツの世界に「敵」という言葉はないんです。敵ではなくて「Good fellow(グッド フェロウ)」。「良い仲間」という意味なんですね。日本語で言うと「スポーツマン」は「スポーツをする人」なんですが、英英辞書やヨーロッパの発想は「スポーツマン=Good fellow(良い仲間)」なんです。スポーツで良い仲間づくりをしていく。相手を尊重する、というのが「No Side」です。
2つ目が「Captain run(キャプテンラン)」。キャプテンや副キャプテンが中心になってチームを作っていくというのがスポーツ、フットボールの精神です。ラグビーなんかは監督がベンチに座らず、観客席で試合を観ています。サッカーも同じで、監督が中心になって選手が受け身になる、というスポーツではないんです。選手たちはピッチ内で起こっていることをキャッチして、状況を観て判断してプレーする。これはいまの日本の世の中においてもすごく大事なことです。今は何事もプログラム化されていて、受け身的な行動が多いですが、そうではなく、自分が判断してやるというのがすごく大切なことだと思うので、そういったものをVONDS市原で、トップチームから育成まで作っていきたいと思っています。
3つ目が「After match function(アフターマッチファンクション)」。これはホームゲームや練習試合などでやりたいのですが、試合の後におもてなしをするという文化を広めたいです。試合をして終わりではなく、試合・練習を通して、人と人との繋がり・絆を深めるような環境づくりをここでやりたい。例えば、アカデミーの試合のあとに、クラブハウスのカフェを利用して子ども達と保護者で何か交流の機会を作ったりだとか、ですね。「VONDS=絆」という意味がありますが、名前だけになってしまってはいけない。ここでサッカー・フットボール・スポーツの精神というものを植え付けたいと思っています。
この3つが私の全てです。まずはそのベースができたらいいと思います。勝つとか、負けるとか、それは勝負の世界だから必要なことですが、それはスポーツの一部分です。負けたら去っていくファン・サポーターもいるかもしれませんが、この3つのスポーツ精神だけは誰にも譲れません。これは徹底してやりたい。言葉だけでなく、本当にそういった環境になっていくように、クラブに関わる皆さんとコミュニケーションを取りながら一人ひとりの意見や想いを大事にして、クラブのスタッフとともにその方向に向かってやっていきたいです。
 

応援してくださる方へメッセージ

私にとって社長という立場でクラブを率いるのは、ここ(VONDS市原)で最後だと思っています。今までずっと応援していただいているファン、サポーター、株主、支援会員、企業の方々に、継続してサポートをお願いしたいです。そして、私が社長としてやりたいこと、先ほどの3つのマインドをベースにして、チャレンジしていきたいと思っています。社員と選手とスタッフと、応援してくださる皆さんと一緒に、本当の市民クラブを作っていきましょう!よろしくお願いします。
 

祖母井 秀隆 Hidetaka Ubagai

■生年月日
1951年9月2日生(66歳)

■略歴
1995年 ジェフユナイテッド市原 育成部長
1997年 ジェフユナイテッド市原 GM
2007年 グルノーブル・フット38 GM
2010年 京都サンガF.C. GM
2015年 京都サンガF.C.
    育成部・普及部アドバイザー
    社会福祉法人鶴心会(市原市)企画部長
2016年 淑徳大学 客員教授
    サッカー部アドバイザー
 


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